男性ホルモンは、思春期以後、人体のある種の毛の毛周期を変化させる作用をしますが、その反応は、部位によって異なっております。
例えば,髭,胸毛は、通常、思春期以後の男性においてのみ、軟毛より終毛への変化となりますが、腋毛,恥毛では両性に認められるようになります。
つまり、頭頂部のハゲを引き起こすのも、ひげを生やして、バランスを取ろうとするのも、男性ホルモンというわけなのです。
外国人男性で、頭頂部がハゲの人が、口元に豊かなひげを蓄えて、貫禄や存在感を放っている姿をよく目にしますが、これも、自然の摂理として、バランスを取ってくれているのかもしれません。
同じように後頭部の半分から下がハゲにくい理由は、額の生え際から前頭、さらに頭頂部にかけての特徴的な反応によるものです。
その理由は、AGAは不思議なことに、側頭部や後頭部では反応が起きないからであり、薄毛パターンの個人差がでるのはそのためです。
同様に、白髪の人は、ハゲにならないという先入観が私たちにありますが、生物学的には、白髪であれば男性ホルモンの作用を受けない理由はありません。
歳をとれば白髪が増えますが、白髪になる前に髪が抜けてしまう人もいますし、そもそも、白髪とは、加齢によって髪の内部の色素が失われるため、灰色の毛に発達する傾向を指します。
その場合は、加齢による脱毛の進行が遅れているため、白髪がフサフサと目立っている結果、「白髪はハゲない」という俗説が生まれたようです。
白髪になるまで髪が残っていれば、ロマンスグレーになり、AGAなどで、その前に抜けてしまえば、バーコード状態か、裸電球頭になってしまうかというところなのでしょう。
白髪は決して健康な髪ではありませんが、黒髪よりも髪自体は太く丈夫な状態ですので、白髪になれば、AGAのリスクは、先送りされているといえます。
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